ノルマに追われながら
上司から無理難題を言われ、
休日出勤に残業・・・
おまけに人間関係の悩みまで・・・
こんなことを悩みながら仕事をしたいんじゃない!
会社のノルマや人間関係の悩みから解放される仕事はないかなぁ・・・
そういえばトラック運転手ってそういうしがらみが少なそうだな。
でもニュースでは大変そうな話題ばかり報道されているし・・・
興味はあるんだけど、実際どうなの?
そういう不安がある方に向けてこのブログを書きました。
僕は個人販売の営業から運送会社に転職をして、その実体験から
営業職からトラック運転手になって良かったと思うことをお話していきます。
営業職や接客業からトラック運転手に転職を考えている方には参考になるかと思います。
トラック運転手に転職することへの不安が解消され
会社のノルマ、人間関係のストレスから解放される道がきっと開けます。
良かったと思ったことは この7つ。
逆につらかったことは、
それでは、ひとつずつ解説していきます。
目次
トラック運転手になって良かったこと
一人で仕事ができる
トラックに乗って会社から出発してしまえば一人です。
配送を終えて会社に戻るまでほとんど人と関わりません。
せいぜい配送時に荷主と話をするくらいです。
営業時代のように外回りしていても
顧客や会社からひっきりなしに電話が鳴ることもありません。
個人的にそれがものすごく気楽でした。
基本的に荷主は事務所へ連絡するので、
ドライバーに直接連絡がくることはまずありません。
あっても事務所からですが営業時代と比べたら断然少ないです。
配送を終え会社に帰ってきたとしても休憩所と事務所は別です。
営業の時みたいに上司と机を並べて、顔色をうかがいながら
針のむしろのような場所にいなくていいんですね。
営業時代は正直会社に帰りたくありませんでした・・・
ドライバーさんは休憩所で各々の時間を過ごしています。
夜間定期便のドライバーになると会社の人とほぼ会いません。
複雑な人間関係を必要としない
人間関係は非常にシンプルです。ストレスに感じることはほぼありません。
まずトラック運転手は荷主と運賃の交渉をすることもなければ、
何かサービスしてくれと過剰な要求を受けることもありません。
荷積み、荷下ろしのことで「こうしてくれ」ということはありますが、
商談などのような神経を使うような交渉はありません。
従業員同士でも安全運行のため、プライベートの誘いは無理のないよう気を使い合っています。
運送会社に転職するまでは、イケイケドンドンな人が多くて
「飲みに行くぞ!」みたいなノリなのかなと思っていましたが、全然そんなことありませんでした。
複数の仕事を同時進行しなくてよい
「予定通り荷物を運ぶ」
そのことだけを考えて仕事します。
営業職のような
- 顧客対応
- 商談、見積もり作成
- アフターフォロー
- 接待 などなど・・・
マルチタスクやイレギュラーの処理はありません。
「合法的」に休憩がとれる
安全運転のため休憩をとります。
それに中・長距離ドライバーのように長時間の運転が必要な場合、法律で定期的に休憩をとらないといけなくなっています
営業時代だと休憩をとっているところを同僚に見られたりなんかしたら、
小心者の僕は「さぼっている」と思われるのではないかと感じてしまい、なんとなく後ろめたさを感じて気が休まりませんでした。
トラック運転手だと「合法的」に休憩がとれている気がして精神的に楽です。
会社で免許、資格取得を補助してくれる
トラックなら小型から大型、その他荷積みや荷下ろしで必要になるフォークリフト、
運送するものによっては必要となる資格などの取得を会社が補助してくれます。
ある意味では営業職や接客業よりキャリアアップがしやすいと言えるかもしれませんね。
ただ、免許などの取得制度は会社によって違いますので転職の際には必ず確認しておきましょう。
乗り物の運転がうまくなる
車の運転はもちろん、フォークリフトなど色々な乗り物の運転がうまくなります。
やはり「習うより慣れよ」で、毎日業務で使っていると自然と上達するものですね。
痩せる
体力がついて痩せます。
軽いものから重いものまで、パレットに積まれていないものは
基本的に手積みで載せますので自然と体が引き締まっていきます。
僕は運送会社で働き出して半年で7キロほど痩せました。
営業職など体を使わない職種から転職された人であればあるほど、体の変化を実感できるはずです。
トラック運転手でつらかったこと
体力がつくまでがきつい
逆に体力がつくまでかなりきついです。
前職で重いものといえば営業カバンくらいしか持たなかった人間です。
急に十数キロはあるだろう荷物をトラックに積み込んだり荷捌きしたりするのですから
当たり前ですね。
体力もない上に、本来そういう力仕事を楽にするはずの
フォークリフトの扱いにも慣れていないので余計にイライラ。
荷捌き場で叫んだ記憶があります。
人間関係にストレスを感じることはなくなったがゼロではない
人間関係にストレスに悩むことはなくなりましたが、
会社に勤めて人と接点がある以上ゼロという訳にはいきません。
どうしても合わない人や横柄な態度をとる荷主に腹立つときもあります。
運送業ゆえのリスクがある
トラック運転手にはさまざまなリスクがついてきます。
主にはこの二つ。
- 交通事故のリスク
- 荷物破損のリスク
どちらも社内外に迷惑をかけますし、
内容によっては謝罪ではすまされないものもあります。
まとめ)まずは慎重に転職先の運送会社を選ぶこと!
トラック運転手に転職して良かったことを解説していきました。
大前提として「転職して良かった」と思える可能性の高い運送会社を選ばなければなりません。
僕が入社した運送会社は、全国区の大手ではありませんが地元や近県では名の通った運送会社でした。
【工業薬品を輸送するタンクローリ】をメインに【法人の小口配送】もしていて、
僕はその小口のほうを担当、タンクローリも手伝ったりしました。
このブログにも書かせてもらった通り良かったことが多かったです。
例えば僕が
「あまり聞いたことのない運送会社」に入社していたら、もしかすると資格取得や安全運行管理など福利厚生がきちんとしていない会社だった可能性だってありましたし
「法人ではなく個人の宅配」が業務内容だとしたら不特定多数の人と関わり、日に何十件と配達するような激務だったかもしれません。
そうすると「人」と「時間」にストレスを感じながら仕事をしていたことでしょう。
- あまり聞いたことのない運送会社
- 法人ではなく個人の宅配
個人的な意見としては、こちらに当てはまる運送会社は
見送った方が無難かもしれません。
当てはまる会社がすべて大変というわけではありませんが、
少なくともリスクは高くなると思うからです。
90年代に物流に関する法律が改正、緩和され新規参入しやすくなり
それ以降、現在まで良くも悪くも運送会社が増えました。
「転職して良かった」と思える可能性の高い運送会社を慎重に選びましょう。